画用紙背景のアダラート

糖尿病による腎疾患にアダラートが有効

糖尿病は単独では、特に症状もなく、定期的な検査でしか分からないことが多いため、患者さんは比較的軽く考えられる傾向にあります。しかし、長期にわたって血糖値が高い場合や極端に血糖値が高い場合には、合併症にかかる恐れがあります。その合併症として、3つの疾患に罹患する可能性がありますが、1つは糖尿病性腎症、2つめは糖尿病性網膜症、3つ目は糖尿病性神経障害です。この内、糖尿病性腎症は血糖によって腎臓の機能が損なわれる疾患で、治療を怠れば透析に至る恐れがあります。この糖尿病性腎症に対する治療として、糖尿病治療薬によって原因となる血糖値のコントロールすることに加えて、血圧によって腎臓機能が損なわれないように血圧のコントロールを行う必要があります。この時に使われる薬は数種類ありますが、その複数の薬を併用することによって効果を期待することが一般的です。その中で、カルシウム拮抗薬というカテゴリーに分類される薬は、腎臓の血管を拡張することによって、腎臓の毛細管と呼ばれる部位の血圧を低下させ腎臓を保護します。その中で高い降圧効果が認められるのがアダラートです。アダラートはカルシウム拮抗薬の中では比較的歴史が長い薬で、そのリスクとベネフィットが周知されており安心して使用できるかと思われます。当然、副作用もありますが、カプセル、L錠、CR錠と製剤の改善されることに伴い、副作用は他の新しく発売されたカルシウム拮抗薬と比較しても決して高いわけではありません。上記のような目的でアダラートを服用されている方は、これ以上疾患が悪化させないためにも、飲み忘れないように努めることや軽く考えないようにすることが大事です。